2014年05月14日

第9地区

予想とはまるで真逆のストーリー。

【ストーリー】
ある日突然、ヨハネスブルグ上空に巨大な未確認飛行物体が出現した。
人間たちがその外郭を破壊し中に潜入すると、栄養失調により弱りきったエイリアンたちが多数生存しており、政府は彼等を宇宙船の真下の仮説キャンプへと保護することを決定する。
それから20年……エイリアンの襲来に付随して発生する多数の犯罪を解決するため、武器開発を行っている民間組織MNUへ委託してエイリアンたちの居住区をヨハネスブルグから200キロ離れたキャンプへ移動する事を決定する。
その作戦の指揮に選ばれたヴィカスは、その後待ち受けている運命も知らずに取材カメラに笑顔を向けていた……


おんもしろかったですよ!!えぇ!!
予想を裏切るストーリーで、最後も予想を裏切られて、もう一言では語りつくせない作品。
普通に人間が肉片に変わったりするのでグロ耐性の無い人には無理かもしれないけど、大丈夫な人は見て損ないかも。

普通にSFでエイリアンとの戦い、というと、人間VSエイリアン、というのが定石なものの、この映画は軍隊とエイリアンとの戦いではなく、逃亡する人間と追う人間、それから逃げる人間を助けるエイリアンのお話。
じゃあ仲良くなるの?と思いきや逃げるヴィカスがとにかくクズなので仲良くなんかなるわけがない。
もう観ててイライラするくらいのクズ。
でも気持ちが分かってしまうから、何だかなー、という気持ちにもなる。

エイリアンの名前が普通に人間っぽい名前なので、これはもしかして元人間なのかな?と思わせる部分もあり。
しかし特典映像を見ていたら「通常エイリアンは自分の子供に愛情は持たない」と言っていたので、クリスだけが元人間?とか、色々と想像を掻き立てられる作品でした。
うまいなー!ちくしょー!





クリストファーの作った宇宙船の燃料を浴びてしまい徐々にエイリアン化していくヴィカス。
クリスが助けてくれるか、完全にエイリアンになるか、死ぬか、どれかなんだろうなーと思っていたらいいどんでん返しがありました。
結局エイリアンになってしまうわけだけど、それでもクリストファーの言葉を支えに、そっと妻を見守り続ける、というエンドはとっても理想的で素晴らしいエンドだったんじゃないかなって。
鉄で出来た花がとっても綺麗で、ちゃんと奥さんがヴィカスからだって理解しているのがいいなぁ、と。

ラストシーンでは覚醒してクリストファーを逃がすヴィカスだけど、それまでは本当に利己的で自己中心的で臆病でいやらしい男。
だけど本当に信じられる相手を見つけた時には凄い力を発揮するのも知的生命体なんだなぁって思いましたね。
だってエイリアンは他のエイリアンを守ろうとなんかしなかったし。
最後のシーンでヴィカスを助けたように見えるけど、それは人間という肉があったからそれを狙っただけで、ヴィカスがもうほぼエイリアン化してたから彼は狙われなかっただけなんだろうし。

とにかく頭の中で色々と考え込んでしまう作品だったなぁと思います。
これ続編ないのかな?!とか思ってしまうくらい。
クリストファーは本当に戻ってこないのか、何故彼だけ子供をあれだけ愛しいつくしむ心を持っていたのか、何故彼とその友人、そして息子はとても知恵を持っていたのか……
ヴィカスはその後どうなってしまうのか。約束の3年は?
なんて色々考えちゃいますね。

あー面白かった!
posted by カル at 00:47| Comment(0) | 映画
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