2015年03月29日

チョコレートドーナツ

これに恋愛タグをつけるか物凄く悩んだものの、やはり必要かなと思ってつけときます。
同性愛描写がとても強いのでご注意くださいね。

【ストーリー】
ドラッグクイーンとしてバーで働いていたルディは、ある日同じアパートに住むダウン症の少年マルコと出会う。母親に置き去りにされたマルコを見ていてもたっても居られなくなったルディは、前日にバーに来てアプローチをしてきていた男性ポールに助言を求める。彼の母親が薬物所持で逮捕された事を知ったルディは、ポールと共に母親に会い、マルコの監護権を得る事に成功。
そして、ゲイのカップルとダウン症の少年の、奇妙な三人家族の生活がスタートした。


物凄く胸糞悪くなるくらいの偏見に満ち満ちたお話です。
時代が時代だったからというのもあるのかもしれないけど、今はこうならないことを祈るばかり。
ネタバレをすると威力が薄れる映画なので、観る予定の人は是非続きを観ないで先に映画をご覧くださいね。

☆☆☆★★


バッドエンドです。
お話事態はとても素晴らしくて、途中途中でほろりときます。
特に三人が家族として過ごした一年間を凝縮したフィルムは、本当に愛に満ちていて素晴らしいんですな。
それだけに、エンドがあまりにも悲しすぎて相当落ち込みます。

ポールからの手紙を受け取ったクソどもは、少しは何か思う事はあるんだろうかと考えたりします。
今のご時世でも母親のもつ「母親ブランド」の力は物凄くて、結果的にそれが原因で亡くなる子供はたっくさん居ます。
それでもママブランドってのはいつまでも廃れる事がないので、いい加減母性信仰をどうにかした方がいいんじゃ、と思いますね。
この母親の場合はゲイカップルから子供を引き離すために公正も何もしてないのに無理矢理出所させた挙句あぁなったんだから、
厳罰を望まずにはいられないわけで。
ほんとに、ドラッグってのはクズの使うもんですわ。
子供を殺す親は、親を殺す子よりも罪深いと思いますね。

と書くとまるで母親がマルコを殺してしまったようにとれちゃうけど、間接的にはそれと同じようなものかなって。
母の元から逃げ出して家を捜し続けたマルコは、どれだけ不安で悲しかった事だろうと思うと。
「ここが僕の家?」「嬉しくて」「うれしい」
マルコの「家」に対する思いと、それを抱きしめたルディ。
本来は母親がそうるすべきであり、住環境を整えて心を守るべきは親のはずなのに。
なのに、それをしてこなかった母親に引き戻す司法は本と腐ってますよね。

現在は同性愛に関してはある程度慣用で、日本でも渋谷で云々って話しも出てるくらいで。
ゲイカップルが養子を、とか、子供を産む、とかいう話しもそれなりに一般的になってきてます。
でもその背景でこういう悲しいお話があるんだろうと思うと、たまらない気持ちになりますね。
特にこのお話は実話が背景にあるって事で、なんか余計に辛くなりますわ。

感動のお話なのに胸糞悪さばっかり残るこの気持ちはなんなんだろう本当に。
posted by カル at 03:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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