2015年03月22日

9 9番目の奇妙な人形

何故か分からないけど物凄く予告で心惹かれてたアニメ映画。
我ながらなんでここまで心ときめいたのかよく分からないんだけど、面白かったです。

【ストーリー】
手のひらサイズの小さな人形・9が目覚めた時、人類は滅亡した後だった。自分と同じ小さな人影を見つけた9は2と出会い、自分たちの敵である存在「ビースト」の襲撃を受ける。ビーストに連れ去られた2を追い、5と共にビーストたちの根城へ向かう9。しかしそこで、9は目覚めさせてはならないものを目覚めさせてしまう……


動画サムネイルの1がめっちゃぶれてて笑った。
見ての通り外見的にちょっとアレな人形たちが自分たちの存亡をかけて戦うお話です。
ちょっとダーク風味かも。

☆☆☆☆☆
こんな外見の人形なのに何故かとても心惹かれまして。
動画で観て面白そう!と思った人は観ても損はないと思います。とてもよかった。

主人公・9の声、どこかで聞いたような?と思って観てたら「No!」の言い方で気付きました。
フロド、お前だったのか。
もう何度も何度も聞いていたからか、彼の「No!」に特徴があるからなのか、イライジャだと途中で気付きましたww
吹き替えは浪川みたいなんですけど、彼はもうイライジャ専門なんですかね。

人形たちは博士の心を受け継いで居るわけですが、9には「勇気」があったのかなとぼんやり思います。
1はリーダーシップと臆病さ。
2は機知(発明力)と無謀さ。
3と4は知性と陰気さ。
5は優しさと優柔不断さ。
6は好奇心と無知さ。
7は母性(父性)と無慈悲さ。
8は無邪気さと無鉄砲さ。
9は勇気と愚かさ。
そんなイメージを抱きました。まぁ。双子と6は結構キャラかぶってたんで無理やりこじつけですけど。
博士の心を受け継いだという所で「ははぁ」となりましたね。

ティム・バートンなのでナイトメアビフォアクリスマスっぽい感じがとても強いので、好きな人にはオススメかも。
でもあれよりもずっとバトル要素があるのでバトルが好きならば、ですかね。
途中で人間の死体が画面の端々に出てくるのでその点でも注意が必要かも。

個人的に、5がとても好きでしたね。
3と4のちょこまかした動きも可愛かったけど、5がとても人間らしくて、それでいてちゃんと成長していて、9との友情もとてもよかった。
7がヒロインだと思うんだけど、彼女は他の男衆よりずっと男前だったので「なんだ2がヒロインだったのか」なんて思ったりも。

1はみんなをまとめるリーダーながらとても臆病な人なんだけど、やはり王というのは蛮勇だけではいけないのだなと思うキャラでもありました。
イライジャのせいもあるんだろうけど、どうしても彼の性格がスランドゥイルとかぶってしまって、これもまた王の姿のひとつなんだろうなと。
王としての衣を脱いだ彼は仲間たちと共に戦い始めるわけですが、やはりそれも彼の一面。
今まで沢山の仲間を喪ったからこそ臆病になり、今居る仲間たちを守るために卑怯にもなる。
それはやはり、それが出来るのもまた王の資質なんだろうと思います。

最後には生き残った双子と7と9しか居なくなっちゃったわけですけど、この後どうするんだろうな。
9が1と2を年寄りって言ってたって事は年齢みたいな概念はあると思うんだけど、扱い的に3と4は子供なんだろうし、8も凄いおっさんみたいだし、その辺の概念がよくわからんですね。
彼らは死というものをむかえるのか。
その場合、残った世界はどうなるのか、とか、色々想像がかきたてられます。
願わくば世界のどこかにまだ少し人間が残っていて、彼らを見つけて一緒に暮らしてくれたら、なんて思ってしまいますな。

9、とてもいい作品でした。
posted by カル at 05:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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