2015年03月15日

モナリザ・スマイル

例によって予告で見て気になったので借りて見た作品。
何となく観終わった後に「お前、中々やるじゃねぇか……」「へへ…お前もな……」と夕暮れの川っぺりで倒れているバンカラをイメージしました。
まぁそんな感じ。

【ストーリー】
1953年の秋、リベラル志向の美術教師キャサリン・ワトソンは、夢であった名門ウェルズリー大学へ新任した。しかし、米国一保守的といわれる大学で学ぶ学生たちはリベラルから程遠いものだった。キャサリンは絵を通して学生たちを変えようとする。
(Wikipediaより)

結構前の映画なので予告は流石に引っかかりませんでした。
2004年か……思えば遠くへ来たもんだ……

☆☆★★★

簡単に言えば、伝統を重んじてPTAがめっちゃ権力を持ってる女子校に超自由な女先生が来てさぁ大変!
というお話。
でも実際にはタバコは普通に吸うし異性間交友が駄目なわけでもない。
おまけに教師と生徒の恋愛も影ながらではあるもののあったりする、別にそこまでお堅くもない学校でした。
まぁ女性の社会進出が色々言われる時代ではあるので、学生の間に結婚したり女は男を持ち上げるべきだろうという考え方だったりという部分はあるものの、別に学校自体はそんな悪くないじゃん?という印象。

そしてWikiのストーリーには「絵を通して」と書いてあるものの授業のシーンはそれほどありません。
最後の方で「彼女の授業の受講希望者は今までにないくらいの人数」みたいなお話もありますが、なんでそんなに受講者が多いんだ?と首を傾げる程度には授業のシーンはありません。

それよりも、主人公であるキャサリンの考え方がいまいちよくわからなくて、振り回された二人の男性にはお疲れ様です!という感じ。
なんというか、リベラルというのでは片付かない性格というか……
まさに、自分の価値観を人にも押し付ける、というのがまんまの評価に思いますね。
彼女は「女性ももっと自分の人生を」という考えだったようなんですけども、やり方が悪過ぎて……というか、本当にナニがしたかったのか結構分からない感はあります。
細かい所を観ないでさらーっと観れば、最後は生徒に慕われ惜しまれ、というラストでいいカタルシスを得られるのかもしれないけど、2時間ある映画のわりに彼女が本当に「話さない」人なのではっきり言ってよくわかりません。

例えば、3ヶ月会わなかった恋人(しかも会わなかったのは自分が遠い大学に赴任したから)にプロポーズされて
「私たちは三ヶ月も会わなかったのよ!」「顔も観てなかったのよ!」
といきなり怒った上に「貴方は何も話さない!」と何故かキレて破談になります。
なんでや。彼なんも悪くないやん。しかも恋人の名前間違うし。
自分の赴任先に引っ越してきてもいいと言ってくれる恋人。三ヶ月会わなかった間にそこまでの決意をしてくれた恋人。
なのに何故かそんな理由で別れます。

次に出来た恋人は元軍人でイタリア語の教師で同じ大学の同僚。
彼とは、前の恋人と別れた心の傷を癒して貰い、元々気があったのかすぐにベッドを共にします。
なのに、話しに聞いていた「軍人時代の駐屯先に嘘があった」と勝手に傷心になってこれも別れます。
なんでや。確かに嘘はいけないけど、今までの経歴からして彼の嘘は笑って済ませる程度やん。
まぁ、最初の恋人を真珠湾で失った(死んだわけではない)から戦争には敏感なのかもしれないけど、イマイチ怒りのポイントが分かりません。
アンだけ振り回しておいて自分は一個の嘘で許せないとか、ヒステリックにも程があるのでは……

まぁ多分彼女は「話して貰えない」という事に敏感なんだと思うんですけども、でも彼女自身がまず自分の事を人に話さない人なんです。
自分の気持ちとか、どうしてこうなるのかとか、彼女の前にあるのは結果ばかりでその課程についてを人に話す事がほぼないんですよ。
なのに何故人には話す事を求めるのか?と後半見てて首を傾げてしまいました。
これがリベラルなのか?と、疑問。

まぁでも、ベティが相当のクソ女なので彼女のおかげでキャサリンの意味わからなさが緩和されてる感はあります。
ジゼル凄いわ……よくベティを許せるな……
なんて思いながら観てました。ジゼルは、自分が既婚者とばかり付き合っているから、浮気されているベティの気持ちを考える事が出来たんでしょうね。
キャサリンとベティは彼女の爪の垢をいただくべきですが、ジゼルはジゼルでコニーの爪の垢を貰うべきです。

なんというか、登場人物全員にクセがあって、でもラストはいいハッピーエンドなので「まぁいいか!」という気持ちにさせてくれる作品。
ベティがあぁなって本当によかったし、キャサリンの決断にも納得がいきます。
あとはコニーの恋愛が上手く行けば私は言う事はありません。
でも、コニー以外の人とは関わりたくないし友達にもなりたくないかな!!!
posted by カル at 03:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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