2015年02月06日

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア

はい、明らかなB級臭のしていたコメディ映画です。
昨年末に予告を見てからずっと観たいと思っていた作品でもあります。

【ストーリー】
ニュージーランドのウェリントンで共同で暮らしている4人のヴァンパイアは、楽器を演奏したりダンスしたり、時々郊外のパブでハメを外したりと自由気ままな日々を過ごしていた。そんなある日、8,000歳のピーターがうっかりかんでしまった大学生のニックも彼らの仲間に。
さらに、ニックが人間の親友スチューをシェアハウスに連れてきたことから騒動が巻き起こり……。
(SMT作品紹介より)

観た人によって評価が別れそうだなーと思った作品。
私はとても楽しめました。
尚、ヴァンパイア映画ですのでやや血飛沫の要素もあるのでPG12です。
血や軽度グロでも苦手な人はやめといたほうがいいと思います。




☆☆☆☆★


折り畳み。

はっきり言ってストーリーらしきストーリーはありません。
ヴァンパイアのディアゴが人間のスタッフを呼んでヴァンパイアの赤裸々な実録ドキュメンタリーを撮影している、という設定なのでヴァンパイア3人が画面に向かって普通に話しをするし、たまに走る時には画面がめっちゃ揺れます。
後半の狼男から逃げるシーンは特にぐわんぐわん動くので酔いやすい人は大変かも。

ストーリーの流れを出すとするなら、ピーターがニックを噛んだ事でニックの人間の友人、スチューと出合ったヴィアゴたちが現代の文化に驚き感動しつつ他種族との境が徐々に無くなっていく、という感じですかね。
本当にそれだけですが、スチューと出会った事で今まであった境が無くなっていくのはある意味見モノでした。
勿論それだけでなく様々なものが本編中に組み込まれています。
叶わなかった人間の女性との恋愛。
吸血鬼になる事を望んでいる使い魔たちとの関係。
他の種族との関わり方。
自分の存在を知られてしまったらどうなるのかという事。
そして、吸血鬼の特性とその生活の仕方、等々。
思わぬ所で吸血鬼に関する造詣が深くなります。

公式サイトでも書いてあるんですが、彼らにとって女性は餌でしかなく、反面男性は友人関係にもなるんです。
そのせいで本編中で結構頻繁に「ゲイ」と揶揄されるシーンがあります。
まぁ、女は食料だけど男とはいちゃいちゃするって、そう見られるよなぁ。
勿論彼らにそういう関係があるわけではないんですけど、まぁそういう風にしか見えねぇっすよだんな様がた、みたいな。

コメディ映画ですがほとんどはアメリカンジョークで日本人には相容れないかもしれません。
が、その反面色んな部分で笑わせにくるので日本人でも十分に笑えます。
例えば、一見グロにも見えるシーンだってのに傷口にはご丁寧にモザイクがかかっていたりとか。
女を噛んで殺したってのに「しまった!大動脈噛んじゃった!」と言って血が飲み切れなくて溺れるとか。
「これ笑っていいのかな?」って一瞬悩むもののなんかやたらと笑えたりします。

本編中にも様々なオマージュが組み込まれていて、狼男と吸血鬼が険悪というのもオマージュですかね。
狼男は礼儀正しく悪態をついたりはしない種族なんですがついつい吸血鬼と喧嘩しちゃったりしちゃう。
その関係が後半で大きく揺らぐわけですが、そこにもまた笑えちゃう。
物語の随所に笑いが組み込まれていて、ちょっとグロ表現があっても嫌じゃないし、人間はただの餌なのに嫌味がありません。
結末はいわゆる「その後」という感じで、騒動の後についてが描かれているのも個人的にとても評価が高いです。
結末は勿論ハッピーエンド。
途中で「え!?」と動揺するシーンはありますけど、結末はとってもさわやかでいい感じです。

反面、映像的にはとてもチープです。まさにB級。
空を飛ぶ表現にしても狼男の変身後にしてもとってもチープ。最近の地獄先生のドラマくらいにチープでした。
でも、それがまだいい味を出しているといえばその通りです。
その辺も楽しめると思いますはい。
posted by カル at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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